小学生の男の子がサッカーをしている際に転倒して手を衝き、左肘周囲の痛みと腫れが出てきたため来院。
骨片の転位はないが、骨端線損傷が認められたため安静保持のためギプス固定となる。
骨端線は損傷部がわかりにくいため、レントゲン写真の診方を誤ると見逃してしまう恐れもあります。
研修生は、レントゲン写真の診方も医師や柔整教員の指導を受けながら勉強してます。

※ 骨端線は骨端軟骨や骨端成長軟骨板ともいい、骨の成長に関わる成長期特有の軟骨組織です。男子で17~18歳、女子で15~16歳で閉じると言われているが、損傷により早期に閉じてしまうと骨の成長障害を生じてしまうおそれがあるところです。