「手指固定練習」
研修生が手指外傷の固定練習を行う。
手指は、ドアに指が挟まれて骨折をしたり、突き指として発生するマレットフィンガーなどがあり外傷の中でも多い部位です。
固定には、アルミとウレタンフォームでできたアルフェンスシーネと呼ばれる固定材料を使用することが多く固定する指の角度に成形してから包帯で固定していきます。アルフェンスシーネを成形する際に、何度も繰り返し曲げたり伸ばしたりしてしまうと軟らかくなったり凹凸ができてしまうので注意しなければなりません。
研修生は、実際に当学院付属のクリニックに来院された手指の外傷患者さんのレントゲン写真を確認してから固定の練習をします。それは、教科書にはほんの一部の症例しか掲載されていないため実際の症例に応じて固定の範囲や方法も変わってくるからです。